- 現役の構造設計一級建築士がよく見るサイト
コンテンツ
構造・法令編
建築構造設計べんりねっと
言わずと知れた構造設計実務者のためのサイト。
特に建築構造設計Q&Aでは、同業の皆さまがいろんな議論を交わしているので参考になります。若かりし頃、答えのない問題に出くわした際に熟練者の意見を読み漁っていました。
そのほか構造関係の情報がもりだくさんなので、息抜きもかねて閲覧してみてはいかがでしょうか。
建築行政情報センター(ICBA) 改正建築基準法Q&A検索システム
こちらも構造設計実務者がよく訪れるサイトではないでしょうか。
ICBAのトップページから改正建築基準法Q&Aになかなかたどり着くことができず、僕はこのリンク先をブックマークしています。
構造関係規準に関するQ&Aの内容に準じてない場合、確認申請の際に指摘を受けることが多いので優先順位の高い位置づけにあるのでしょう。
e-Gov法令検索
法令集があれば不要なサイトですが、テレワーク時に重宝しています。(法令集を持ち歩く強者はいらっしゃいますでしょうか?)
関連法文の記載がない、漢数字なので読みづらい等のデメリットはあるものの、外出先での急場をしのぐには十分な情報です。
電子書籍がほしいところですが、kindleでも法令集は出版されていないようです。需要は多いと思いますが不正コピーの防止でしょうか。
技術資料編
日本建設業連合会 鉄筋コンクリート配筋標準図
日本建設業連合会のサイトの中で、鉄筋コンクリート造の配筋標準図をダウンロードすることができます。
世の中に存在する多様な配筋標準図が原因での現場の混乱、配筋の誤りを減らすために、統一化したものを公表したとのことです。
日本建築構造技術者協会(JASCA)と協働して改定作業を行っているとのことなので、自社の配筋標準図がある方にとっても参考になる部分があるのではないでしょうか。
鋼構造設計便覧(JFEスチール)
いわゆる鋼材表です。製本している鋼材表を鋼材メーカーにもらっている方も多いと思いますが、テレワーク時代ではそれを持ち歩くのも大荷物の一因になってしまいます。
新日鉄にはない鋼材が時々あるようで注意が必要ですが、鋼材以外の様々な情報が掲載されているので重宝しています。
PDFでダウンロードできるので、私はiPadに入れて持ち歩いています。
構造用アンカーボルトに使用する定着板の推奨寸法
急にマニアックになって恐縮です。
S造露出柱脚として在来工法を採用した時のアンカープレートは皆さんどのように計算されているでしょうか。
こちらは建築用アンカーボルト協議会に掲載されているもので、私はここで推奨されているサイズを採用しています。
地盤情報編
計画段階で地業を想定する時や地盤調査計画を立案する時に、参考柱状図を入手する方が多いと思います。
付き合いのある地盤調査会社さんに協力を求める時もありますが、ネットで簡単に調べたい場合は以下のサイトを利用しています。
国土地盤情報検索サイト
主に各地方整備局によるデータで、全国的に知りたい時はこちらを利用しています。
本記事執筆の2023年2月15日現在、なぜか柱状図を閲覧することができないのですが、復活を待ち望んでいます。
東京都土木技術支援センター
東京都建設局が運営しているサイトです。
東京都に限定されますが都内での仕事をメインにしている方にとって十分な情報量です。
アオイテック 地盤情報データベース
いきなり個別の地盤調査会社になります。
名古屋市に本社を置く会社で東海エリアの情報が豊富にあります。
会員登録が必要で、ID、パスワードの発行は原則1社につき1つとのことなので、代表者が登録するようにしましょう。
番外編
集合住宅の設計に携わっている方、または集合住宅の購入を検討している方は多くの方が訪れたことがあるサイトではないでしょうか。
構造設計そのものとは何の関係もありませんが、自分が携わった集合住宅がどのように評価されているか気になって閲覧することがあります。
デベロッパーの担当の方との雑談ネタとしても使えるので時々訪問しています。
あとがき
いかがだったでしょうか。マニアックどころを攻めると他にもありますが、私が訪れることの多いサイトをまとめてみました。
皆様のおすすめサイトもぜひ教えてください。
必要な時に毎回検索をするのも良いのですが、普段私がよく見るサイトをまとめてみました。
皆さまが訪れることが多い便利なサイトも共有いただけると幸いです。