【知識を操る超読書術】を読む。一歩先にいきたいサラリーマン一級建築士

Book
知識を操る超読書術/著者:メンタリストDaiGo

この本を手にした理由

  • 本をたくさん読みたいが時間がない。
  • 自己啓発本を読んでも身についている気がしない。
  • 読書で周囲より一歩先に進みたい。

著者は1日に10〜20冊の本を読んでいる。普通ではあり得ない量の本を読むには何か秘密があるのだろう、と僕はこの本を手に取りました。

著者はまえがきで、知りたい章から読んでくださいということで下記のように紹介しています。

  1. 読書そのものに苦手意識のある人 → 第1章
  2. 1冊の本を読み切ることができない人 → 第2章
  3. 本の内容を今以上に自分のものにしたい人 → 第3章
  4. 読んだ本を仕事や生活に役立てる方法を知りたい人 → 第4章

 

元々読書が好きな部類で、分野としては特に自己啓発本を好んでいるが、読み終えることで満足してしまいその後に続かない。

という状態の僕は第3章から読もうと思いましたが、著者の1日当たりの読書量の多さの秘密を知りたくて結局前から順番に読むことにしました。

スキミングの方法

スキミング=拾い読み

著者は、読むべき箇所を減らすスキミングが科学的に正しい速読だと述べています。速く読むメリットは、その本が読むべき本なのかどうかを見分けられること。

表紙、帯のスキミング

実用書やビジネス書の場合、一冊の本は概ね10万字の原稿で書かれていますが、それが十数文字に圧縮されているのが表紙や帯とのことです。

本書の帯には次のようなことが書かれています。

  • 全部読むな!
  • 体を鍛えろ!
  • 忘れることを恐れるな!

1日20冊の本を読み、動画を毎日配信する著者の「読み方」を初公開

多くの本を読みたい、と考えている僕は、「全部読むな!」と「1日20冊」に関連するところを集中的に読めばいいわけです。

体を鍛えることが何につながるのか?等、興味のあるところはたくさんありますが、最初の目的を達成するためには一旦不要と考えるわけですね。

目次のスキミング

次に、本の構造や骨組みが書かれている目次をスキミングせよと著者は言います。目次を拾い読みするだけで内容に対する理解度は格段に上がるとのことです。

目次

  • 第1章 読書にまつわる3つのフェイク
  • 第2章 読書の質を高める3つの準備
  • 第3章 理解力と記憶力を高める5つの読み方
  • 第4章 知識を自在に操る3つのアプトプット

目次の大きな章からは僕の当初の目的である「多読」について書かれている場所がわかりません。少なくとも今の僕にはまだ選ぶ力が不足しているのでしょう。

もう少し細かな目次まで見てみるとそれらしいところがあります。

本の山から読むべき1冊を見つける私の読み方

きっとここだと思い読み進めると本ブログのキーワードである「スキミング」がやっとでてきます。

表紙や目次をスキミングしてから気になる章を読む → 目的を達成できなかった場合は第2候補を読んでみる(第2候補でも達成できない場合は違う本へ)、の流れでしばらく読書をして選ぶ力を養おうと思います。

「予測」読みをやってみる

本書には様々な読書に関するテクニックが記載されていますが、僕でも実践できそうだなと感じたのが、この「予測」読み(目の前の本にどんなことが書いてあるのかを予測すること)です。

「予測読み」で重要なのは、自分の過去の経験やすでに身につけている知識を使って、目の前の本にどんなことが書いてあるのかを予測することです。

引用:知識を操る超読書術

予測読み その1 本のタイトルからの予測

著者が執筆された他の本を読んでいたことから、メンタリストDaiGo氏は一日あたりの読書量が圧倒的に多いということを知っていた僕は次のように予測しました。

  • 多くの読書量をこなすために時間の有効活用術がある
  • 科学に裏づけされた速読の術を活用している
  • 長く本を読んでいられる集中力を持っている
  • 体を鍛える? 運動が読書量に影響しているかもしれない

予測読み その2 目次からの予測

続いて目次を読んで「どの章が今の自分に役に立つのか」「どこに一番ほしい情報が書かれているのか」を予測します。

超絶理系の僕にとって目次からはいまいちわからなかったのですが、ひとまず「速読」「多読」「選書」と言った僕の目的に合致してそうなワードが出てくるところに狙いを定めました。(第1章)

結果的に「スキミング」というワードはその章から登場していたので僕の予測は合っていたということですね。

実際に読み進めたとき、予測との違いを比べることもできるようになり、本の内容に意外性があればあるほど記憶にも残るようになります。

引用:知識を操る超読書術

予測読みで大切なのは「予測を記録紙、実際に読み終わった後に本の内容と比較すること」と著者は述べています。このプロセスによって、本の理解度は高まるようです。

理系サラリーマンが文章力を向上させるために読んだ本

あとがき

本書には、様々な読書術が紹介されていますが、まずはスキミング&予測読みから、sそれに慣れれば他のものも試して、読書により周囲より一歩先に進むサラリーマンを目指します。

一人の人生で経験できるものには限りがありますが、様々な知識人による本を読むことで経験値をどんどん増やすことができます。

2021年の読書量は36冊(1ヶ月あたり3冊)を目標としましたが、本記事を執筆している1月31日現在すでに5冊読破。順調なスタートを切れたので今後も続けていきます。

スキミングを活かした読書術により多くの本に触れる機会を作ってみてはいかがでしょうか。