“できる”サラリーマンへの道。建築(本業)ともう一つ。

English

建築を学んでいる人は建築ができる。当たり前の話しである。大人は運転免許を持っている。大体当たり前の話しなのである。学生時代に建築を勉強し、社会に出て建築に携わる仕事をしていれば、普通に建築で飯が食えるようになるのである。仕事ができるとかそうでないとか分類される場面はあるが、”建築スキル”だけに限って言えば数年経てばだいたいどんぐりの背比べ状態になる。そこで一歩抜き出るためにもう一つ武器が欲しい。

最強の武器

今僕が考える最強の武器が英語である。皆さんご存知、英語は世界の共通言語である。建築を学ぶ学生の中には、自分は国内で仕事をするし英語は必要無いと思っている人が一定数いる。僕もそのうちの一人で社会人になってからも数年間は実際のところ英語を使うことはなかったので無理は無い。

しかし、ここ数年僕の周りでは風向きが変わってきている。

  • 日本企業が海外で建物を建てる
  • 海外企業が日本で建物を建てる
  • 建築資材を日本国内で調達できず海外を目指す

上の三つは実際に僕が経験したものである。注目すべきは二つ目で、海外へ行かなくても英語う場面はやってくる、ということである。また、最近は外国人労働者の受け入れで建設現場で働く職人さんも日本人ではない場合が多いので、国際コミュニケーションは必須のスキルになりつつある。

これでもまだ、自分には関係ないと思っている人もいるだろう。”大企業の社員だろうからそんな機会があるんだよ”と思っている人もいるかもしれないが、僕は日経アーキテクチャーの企業ランキングにも出ないような会社に勤めている。

英語の足音がそこまでやってきているのを感じて頂けただろうか。

僕の切ない体験談 2選

English or Spanish?

英語が中学生レベルの僕になぜ海外出張の機会がやってきたのかは未だに不明である。しかし、2週間程度ではあるが事実として僕は海外に行ってきた。その国の母国語は英語ではなくスペイン語であり、空港のスタッフは僕は聞かれた。

Which do you understand English or Spanish?

文字に起こすとばっちり中学レベルなのだが、はっきり言ってEnglish or Spanishのところしか聞き取れとれなかった。そして辛うじてEnglishと答えるも、その後に英語で聞かれた内容がわからずハハハと笑ってごまかしながら遠くを見つめる。

Nice to meet you.

これは日本国内での話しである。とある海外企業が日本に計画する建物の打合せに出席する。初対面の社会人同士が行う儀式、名刺交換。僕は数え切れないくらいのこの儀式をしてきたので例え相手が外国人でも余裕だと高を括っていた。

Nice to meet you.

中学生でも最初の頃に学ぶこのフレーズ。ばっちり聞き取れたのだが僕から出た言葉は「初めまして/Hajimemashite」実際生の英語に出会うとこんなものである。

追伸

建築学生はハードな学生生活を送っている人が多いことでしょう。酷な話しですが社会に出れば更にハードな生活が待っています。社会に出た時の武器の一つとして今のうちに英語を習得してください。そして、僕に英語を教えてください。(切実)