一級建築士の僕は、メモ以外にスケッチも描くので紙ノートが便利です。
しかし、スマートにノートを管理したい!そんな悩みを解決すべく試行錯誤した結果、たどり着いた今を紹介します。
コンテンツ
紙ノート vs スマホのメモ帳
紙ノート メリット&デメリット
- 早く書ける
- 自由度が高い
- 電池切れや電波が届かない心配がない
世の中のデジタル化がこれだけ進んだ中でも紙ノートが愛用されるのは、これらのメリットがあるからでしょう。
一級建築士の僕は、打合せ内容以外にもスケッチや図面を描くので、とにかく早く自由に!の紙ノートが便利です。
- 以前の記述がどこにいったかわからなくなる
- 書き終わったノートがたまる
- ノートを常に持ち歩いていない
しかし、いろんなカテゴリーを一つのノートに書くと、時系列に並んでいるので振り返りたいページになかなかたどり着けない状態になります。
僕にとってこれが紙ノート最大のデメリットで、解消すべく長年いろいろ試行錯誤しました。
ちなみに、ルーズリーフタイプのものは、中央のリングが邪魔で書きづらい、分厚くてカバンの中を占領してしまうetc…ことから断念してしまいました。
メモ帳アプリ メリット&デメリット
- データの整理がしやすい
- ノートの量が増えても苦にならない
- スマホでいつでも振り返ることができる
ファイルやフォルダにキーワードを入れていると、検索するだけでそこにたどり着けるのは魅力的です。
そして、メモは全てデータで残るので、書き終わったノートが山にならずに済むのも快適です。
余談ですが物を捨てられない性格の僕は、断捨離をするべく最近やっと10年くらい前のノートを捨てることができました。
- 入力するのに時間がかかる
- 自由度が低い
- 電池や電波の都合で見れない時がある
入力するスピードは慣れととともにどうにかなるかもしれませんが、自由度が低いことは解消できません。
タブレットやそれとセットのペンの技術が進歩すると、このデメリットはなくなるかもしれませんが、今の僕にとっては最大のデメリットです。
外出先でスマホに電話がかかってきてメモを取りたい時に、いったん記憶してあとでスマホに入力する、なんて状態になるのもたまにきずです。
アナログとデジタルのコラボレーション
両方のメリットを活かす方法を模索した結果、たどり着いた僕のノート術を紹介します。
ステップ1 やっぱり紙ノート!
最初に書くのは紙ノートから離れられませんでした。
やっぱり、書くスピードと自由度の高さはメモ帳アプリに比べて圧倒的に便利です。
ノートの取り方自体はいたって普通の方法ですが、書き終わった後のノートの保存をメモ帳アプリですることにしました。
ステップ2 でもスマホも使う!
手書きでノートを書いたあとメモ帳アプリに保存して、紙ノートのデメリットを解消しています。技術の進歩に乾杯です。
- Office Lens
- OneNote
iphone純正のメモ帳アプリも便利なのですが、会社iphone、プライベートiphone、パソコンの3つのデバイスからで見たいことから、このアプリを選びました。
マイクロソフト社のアプリで、アカウントを持っていれば5GBまで無料で使うことができます。
左の写真は、Office Lens側の画面です。
矢印の線で必要な範囲を選択することができることに加えて、斜めに写した写真もまっすぐに補正してくれるので便利です。
(会議でホワイトボードを使った時の記録にも重宝しています。)
右の写真は、OneNote側の画面です。
Office Lensで写真を撮った時に、保存先として選択できる中にOneNoteがあります。iphone純正の写真アプリも選択肢にあるので、クラウド上にデータを保存したくない場合でも大丈夫です。
「ノートブック」「セクション」「ページ」の三段階でデータを管理することができ、それぞれに名前を付けられるので、あとで振り替える時に検索で簡単にたどり着くことができます。(写真の矢印は「ページ」の名前)
ノートブック:年度 → セクション:案件名 → ページ:ノート名 のような流れで、通常業務のノートを管理しています。
僕がこの方法を実践し出してから不要になったノートは捨てることができるし、順番を気にすることなくガシガシ書けるしストレスフリーです。
クラウドなのでどこでもいつでもノートを振り返ることができるのも便利です。
僕が歩んだ3つの紙ノート履歴
普通の僕にぴったりのノート
普通のサラリーマンである僕にぴったりの普通のノートです。
Office Lensでは斜めに撮った写真をまっすぐ補正してくれますが、この写真のように中央部分がうねっていると、そのまま残ってしまうので相性は良くないかもしれません。
しかし、モレスキンのように自分のステータスを高めてくれるノートはこのタイプが多いので捨てがたいところです。
リングノート その1
中央にリングがあるタイプのノートです。
外出先でノートを広げる際に、先ほどのノートの半分の範囲ですむので省スペースですし、中央のうねりがないのでOffice Lensできれいに撮影することができます。
デメリットがあるとすれば、中央のリングが邪魔で書きづらい時があるくらいでしょうか。
長らく僕はこのタイプのノートを使用しています。
リングノート その2
最近になって僕の中のランキング急上昇なのがこちらのノートです。
いきなり具体的な商品になってしまうのですが、Ca.Crea(カ.クリエ)のA4×1/3シリーズのツインリングタイプのものです。
- ノートの一ページがA4の1/3になっているので省スペース
- リングが上下のみなので書く時に邪魔になりづらい
のようなメリットに加えて、スーツのポケットに入れて持ち運べるのが地味に便利で、最近愛用しています。
ちなみに写真のノートは全部方眼ですが、話題になった「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」という本より、僕の方が先であることをここに宣言します。(どっちでもいいですよね。)
あとがき
ノートに書くと自動的にアプリの方にも記録されるタイプのノートや、直接タブレットにメモを取るなど、技術の進歩はすごいですね。
僕はアップル信者の一員でもあるので、次のステージはiPadとApple Pencilの組み合わせと考えていますが、今のところ様子見をしています。(iPad miniに第2世代のApple Pencilが対応してほしいところです。)
職種が違えばノートの種類もいろいろあると思うので、街中の皆さんの様子をウォッチして、意識高い系サラリーマンを演じたいと思います。
こんな悩みを持っているサラリーマンは多いのではないでしょうか?